
気がつけば、しばらくブログをお休みしていました。
この2月~3月、4月は、園にとって一年で一番動きの多い時期です。卒園していく子どもたちとの最後の時間、新しく入園する子どもたちを迎える準備、進級に向けてのクラス編成。新しい環境に戸惑う子どもたち、保育士の先生たちは毎日たくさんのことを同時に抱えながら走り抜けています。そんな現場のそばにいて、感じたことを、書き残しておきたいと思います。

数ある園の中から、私たちを選んでくださってありがとうございます
新潟市内には、たくさんの保育園があります。家から近い園、お友だちが通っている園、評判で聞いた園。いろいろな選択肢があった中で、アルル保育園・曽野木アルル保育園を選んでくださったこと。
これは、私たちにとって決して当たり前のことではありません。
特に、この春からはじめてお子さんを預ける新米ママ・パパにとって、園選びは本当に悩むものだったと思います。「うちの子、ちゃんとやっていけるかな」「先生は優しい人かな」「泣いて嫌がったらどうしよう」。そんな思いもあったかもしれません。そんな様々な気持ちがあふれる中で、私たちの園に大切なお子さんを託してくださったこと。本当に、ありがとうございます。

この4月、私が園で見ていた景色
新年度がはじまって園の中は
ならし保育で泣いている子のそばに、静かに寄り添う保育士。
お昼寝でなかなか眠れない子を、根気強くトントンし続ける保育士。
クラスが上がり少し緊張している子に、「大丈夫だよ」と笑いかける保育士。
連絡帳に、その子だけの今日のエピソードを丁寧に書き込む保育士。
そして、子どもたちが帰ったあと、職員室で「あの子、今日こんな表情してたんですよね」と語り合う保育士たち。目の前の子どもに、まっすぐ向き合っている先生達です。

保育士という仕事のすごさ
保育士の仕事は、外から見ているとわかりにくい部分がたくさんあります。
ただ子どもと遊んでいるように見える時間も、実は一人ひとりの発達段階を見極めて、声のかけ方を変えています。何気ない「おはよう」の一言にも、その子の今日の体調や気持ちを読み取る観察眼が込められています。ケンカの仲裁ひとつとっても、すぐに止めるのではなく、子ども自身が考える時間を残しながら関わっています。これは、簡単にできることではありません。何年もの経験と、絶え間ない学びと、何より「この子のことを本気で考えたい」という気持ちがなければ続けられない仕事です。そして、私たちの園の先生たちは、本当によく学び、話し合い、向き合い続けます。研修にも積極的に参加し、職員同士で「もっとこうしたらどうだろう」と語り合う。子どもがいない時間も、子どものことを考えている。そういう人達が、毎日子どもたちのそばにいます。

だから、保護者の皆さまにお願いがあります
ここまで読んでくださった保護者の皆さまに、2つだけお願いさせてください。
【1つ目。どうか、保育士を頼ってください。】
「こんなこと聞いていいのかな」「忙しそうだから遠慮しよう」。そう思わないでください。子育ての不安、夜泣き、イヤイヤ期、食べムラ、トイレトレーニング。何でも話してください。私たちは、その「ちょっとした相談」のためにいるのです。一人で抱え込まないでください。保育のプロを、どうか頼ってください。
【2つ目。お家では、子どもとしっかり向き合ってあげてください。】
園では私たちが全力でお預かりします。だからこそ、お家での時間は、ぜひお子さんと向き合う時間にしてほしいのです。長い時間でなくて構いません。たった5分でも、スマホを置いて、子どもの目を見て話を聞く。その積み重ねが、子どもにとってかけがえのない宝物になります。園と家庭、どちらも子どもにとって大切な「環境」です。私たちと、保護者の皆さまと、二人三脚で子どもたちを育てていきたい。それが、私の願いです。

最後に
この4月、新しく私たちの園にきてくださった皆様。クラスが上がって、また一年を一緒に過ごす皆様。卒園しても、応援してくださっている皆様。すべての方に、心から感謝を申し上げ、今年度も、先生たちと一緒に、子どもたちの「今日が楽しかった」を積み重ねていきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
仁和会 理事長 松屋哲雄





